脆弱性?脆弱性診断?セキュリティの専門家が徹底解説セキュリティ対策の疑問
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セキュリティの基本から脆弱性診断の深掘りまで、このシリーズがあなたのセキュリティ対策の疑問を専門家がわかりやすく徹底的に解説し解消します。
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セキュリティの基本から脆弱性診断の深掘りまで、このシリーズがあなたのセキュリティ対策の疑問を専門家がわかりやすく徹底的に解説し解消します。
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事業を守るために必要なセキュリティ対策にはどんなものがありますか?

目崎 匠

目崎 匠

2024年1月22日

problem01-image長らく日本では「水と安全はただ」と言われ続けてきました。しかし、その様子も生活様式の多様性や物理とサイバーが融合しつつある現代社会においては既に過去の言い回しになりつつあります。
私たちは事業活動や私生活の両面において、自分達の身を守る施策や考え方を身に付けておかなければならない、そんな時代に突入しているのではないでしょうか。

身を守るための施策とは何か?「セキュリティ」という言葉が当てはまります。一言で「セキュリティ」と言っても何から守らなければいけないのか、どんな脅威があるのか?脅威は多岐にわたり、それらに対抗するための対策は多種多様です。今回は、分野別のセキュリティ対策を理解し、自分達が必要とするセキュリティ対策はどこに当てはまるのか?必要な時に何をキッカケに探せばよいかの道しるべとなるように進めて行きます。

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セキュリティ対策は、大きく分けて物理セキュリティと情報セキュリティに分類されます。
ご存知の通り、当社では情報セキュリティを中心に様々な対策を提供しており、物理セキュリティに関しては概略のみの説明に留まる点はご了承いただければ幸いです。
今回の目的は、道しるべです。どんなセキュリティ対策があるかをザっと並べてみましょう。

  1. 物理セキュリティ
    • データセンターの立地条件
    • 監視カメラや警備員による施設の常時監視
    • アクセスコントロールシステムの導入(身元確認、カードキー、生体認証など)
    • サーバールーム物理的な保護
    • 外部記憶媒体(USBやメモリカードなど)の利用規則と制限
  2. 情報セキュリティ
    1. ネットワークセキュリティ
    2. イントラネットとインターネットの分離
      • ファイアウォールによる不正アクセスの防止
      • ネットワーク監視ツールによる不審なトラフィックの検出と対策
      • OS(WindowsやLinuxなど)の更新管理
      • ミドルウェア(Web、DNS、メールなどの機能別のアプリ)の更新管理
      • 各ツールやアプリの設定状態の確認
    3. アプリケーションセキュリティ
      • 設計時における安全な認証と認可プロセスの確立
      • 暗号技術の活用
      • 権限ポリシー
      • セキュアコーディングガイドラインの遵守
      • セキュリティコードレビュー
      • 脆弱性スキャン
      • アプリ監視ツールによる不審なトラフィックの検出と対策
      • 各ツールやアプリの設定状態の確認
    4. クラウドセキュリティ
      • クラウドサービス利用約款の把握
      • クラウドサービスプロバイダーのセキュリティ機能の活用
      • マルチファクター認証の導入
      • クラウドデータのバックアップと災害復旧計画
      • 各クラウドサービスの設定状態の確認
    5. ユーザー教育と意識向上
      • セキュリティガバナンスの策定と浸透
      • 定期的なセキュリティ研修とシミュレーション
      • フィッシング攻撃などの詐欺に対する警戒心の育成
      • セキュリティポリシーと手順の徹底
    6. コンプライアンスと法規制
      • プライバシー保護とデータ保護法(GDPRなど)の遵守
      • 業界固有のセキュリティ基準(PCI DSSなど)への対応
      • 情報の分類とそれに応じた保護措置の実施
      • 監査とレポーティングの体系の構築
    7. インシデントレスポンス
      • セキュリティインシデント発生時の対応プロトコル
      • インシデント後のフォレンジックと原因分析
      • 従業員へのセキュリティインシデント対応研修
    8. エンドポイントセキュリティ
      • 個々のデバイスのセキュリティソフトウェアの導入
      • モバイルデバイス管理(MDM)の利用
      • パッチ管理とアップデートの厳格な適用

これらのセキュリティ対策は、互いに連携して機能することで、多層的な防御体系を形成します。それぞれのビジネスに最適な対策を選択し、組み合わせることで、包括的なセキュリティ戦略を築くことができます。
セキュリティ対策は多岐にわたります。自社が取り組むべき課題がどの領域なのかを把握してから、様々な対策の調査に進むことをおすすめします。

以降の回では、皆様が調査、検討を進めるうえで大切な「そもそも自社が取り組むべき課題とは何か?」を見つけやすいように説明してまいります。説明を読み進める中で、何のための対策なのか、どんな時に採用するのか、どんな注意点があるかを把握できるようになれば幸いです。

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