Qualysの解 ─
Risk Operations Center(ROC)アプローチ
CTEMを 運用 に落とし込む。

CTEM(継続的脅威エクスポージャー管理)── サイバーリスクを継続的に把握し低減するためのフレームワーク。
しかし、フレームワークだけではリスクは減りません。それを運用に落とし込む方法論が必要です。Qualysはその答えとして、Risk Operations Center(ROC) というアプローチと、それを実装するプラットフォーム Enterprise TruRisk Management(ETM) を提供しています。

ctem-roc-etm

人手では追いつかない、
3つの現実

サイバー攻撃のスピードと脆弱性の量は、すでに人間の対応速度を上回っています。
従来の脆弱性管理(スキャンしてパッチを当てる)の延長線上では、リスクは増え続ける一方です。


脆弱性は爆発的に増えている

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4年で 6.5倍
CISA KEV(実際に悪用が確認された脆弱性)の件数は、過去4年で6.5倍に増加。手作業のチケット処理では、新たに生まれるリスクのスピードに追いつけません。

攻撃者は、
防御者より先に動いている

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Day -1
重大な脆弱性の多くで、パッチが公開される前から悪用が始まっています。防御者が"対応開始"する時には、攻撃者はすでに侵入済みです。

ツールが増えるほど、
リスクは見えなくなる

乱立するツールを表すファイルアイコン
1台に 3〜5個
1台の資産に3〜5個のエージェント、複数のダッシュボード、整合しないリスク評価。運用負荷が増え続け、「自社のリスクの全体像」が誰にも見えなくなっています。

これら3つを同時に解決する運用が必要です。
それがROCです。

Risk Operations Center
(ROC)とは

ROC(Risk Operations Center)とは、リスクの検知・優先順位付け・検証・対応を、
マシンスピードで回し続ける運用センターです。
従来、セキュリティ運用センターといえばSOC(Security Operations Center)が知られています。
ROCはその考え方を、リスク管理の領域に拡張したアプローチです。

SOCとROCの関係

SOC(Security Operations Center) ROC(Risk Operations Center)
守備範囲 起きている攻撃を検知・対応 起きる前のリスクを継続的に低減
中心テーマ インシデント対応 リスク予防

ROCを支える3つの要素

01

セキュリティポスチャーの統合

分断されたツールやデータを一元化し、サイロをなくした正確な資産インベントリを構築。経営層が"自社のリスクの全体像"を一画面で把握できる状態を作ります

02

脅威 × ビジネスコンテキスト

脆弱性の深刻度(CVSS)だけでなく、悪用状況・資産の重要度・ビジネスインパクトを掛け合わせ、リスクを定量化。経営判断が可能なレベルまで情報を絞り込みます。

03

エンドツーエンドの自動化

分析を待たず、検証されたリスクに対してマシンスピードで自律的に修復・代替制御を実行。人間のボトルネックを排除します。

ROCを単なる概念で終わらせず、実際に運用できる形にしたものが、
Qualys ETMです。

ROCを実装するプラットフォーム
Qualys Enterprise TruRisk Management(ETM)

Qualys ETMは、CTEMの5フェーズすべてに対応する統合プラットフォームです。
検知から対応までを単一のクラウド基盤で完結させ、ROCを稼働させます。

CTEM 5フェーズ × ETMコンポーネント・マッピング

CTEMの全フェーズを、単一のプラットフォームで運用する。

CTEMの5フェーズ(Scoping/Discovery/Prioritization/Validation/Mobilization)とQualys ETMコンポーネントの対応を示す循環図

ETMを構成するコア・コンポーネント

01.SCOPING & DISCOVERY

統合資産インベントリ ─
すべての資産を、ひとつのインベントリに

オンプレ、クラウド、ID、サードパーティ製品(Wiz / CrowdStrike等)まで、分断されたデータを統合。Qualys Cloud Agentと相関ルールにより、組織全体の"正確な1つの資産記録"を継続的に維持します。

経営インパクト

資産の全体像が経営に見え、リスクの全社把握が可能に

02.PRIORITIZATION

TruRisk / TruLens ─
「対応すべきリスク」をビジネス言語で定量化

脆弱性の深刻度(CVSS)に加え、ダークウェブの動向、CISA KEV、ランサムウェアとの関連性、資産のビジネス重要度をリアルタイムに掛け合わせ、リスクを定量化。財務影響としてサイバーリスクを可視化します。

経営インパクト

経営層が判断できるリスク指標で、報告と意思決定が一段速くなる

03.VALIDATION

TruConfirm【Coming Soon】
─ 本番環境で、本当に悪用できるかを確認する

「理論上危険な脆弱性」と「実際に攻撃可能な脆弱性」のギャップを埋める検証エンジン。WAFやネットワーク分離など自社の代替制御を踏まえ、確定的な証拠とともに本当に対応すべきものだけを抽出します。

経営インパクト

限られた人員を、本当に重要な脆弱性に集中投下できる

04.MOBILIZATION

Agent Nova / Sara
─ 検証済みリスクを、自律的に修復する

確認されたリスクに対し、Agentic AIが修復プランを生成・実行。Agent Nova / Saraが現行で稼働し、Agent Val【Coming Soon】 がさらに自律性を拡張します。パッチ適用が困難な環境では、ネットワークレベルの封じ込めや代替制御を即時実行。

経営インパクト

対応スピードが人手依存から脱却し、攻撃者との時間差を埋める

05.全体ガバナンス

Manifest Version Control
 ─ 重要システムを止めない、更新ガバナンス

基幹システム等の重要環境では、エージェントの更新も慎重に管理する必要があります。Manifest Version Controlにより、重要システムを保護しながらゼロタッチのライフサイクルを実現します。

経営インパクト

自動化と安定運用を両立する

ETMがもたらすビジネス価値

アラート
99%削減

対応すべきリスクに集中できる

<span>6,250万件の脆弱性を、実際にビジネスインパクトのある15万件に絞り込み。セキュリティチームの工数を、本当に重要なリスクに投下できる体制へ。</span>

リスク対応時間
25%短縮

ビジネス停止リスクの低減

自律的なインテリジェンスとAgentic AIにより、修復までの時間を25%短縮。攻撃者との時間差を縮め、被害発生の確率を下げます。

1.4億回の
パッチ実績

グローバル運用実績による安心感

プラットフォーム上で1.4億回のパッチ適用を実績として保有。世界中で稼働している運用基盤を、自社にもそのまま展開できます。

このような課題に

CISO・経営層・情シス部門が日常的に直面する課題と、ETMによる解決アプローチ

01.分断されたツールが、経営判断を止めている

複数のセキュリティ製品を導入したが、レポートが整合しない/経営層に「リスクの全体像」を伝えられない。

統合インベントリと一元化されたリスク指標で、経営報告を一画面で完結させる。

02.脆弱性対応が手作業で追いつかない

年々増える脆弱性に、限られた人員で対応しきれない/ロングテール化している。

優先順位付けの自動化と、Agentic AIによる自律修復で、人手の限界を超える。

03.ビジネスインパクトベースでリスクを語りたい

CVSS値での報告では経営層に伝わらない/投資判断に繋がらない。

TruRiskが、財務影響として定量化されたサイバーリスク指標を提供。

04.M&Aやグローバル展開で資産可視化が必要

拠点・子会社が増え、資産の全体像が見えない/統合のたびにツールを増やしている。

オンプレ・クラウド・IDを横断する統合インベントリで、迅速な可視化を実現。

よくある質問

ROCとSOCは何が違うのですか?
SOC(Security Operations Center)が"起きている攻撃の検知・対応"を担うのに対し、ROC(Risk Operations Center)はそれより手前、"リスクを生み出さない・減らす"運用を担います。両者は補完関係にあり、ROCはSOCの代替ではなく、上流側の運用センターと考えてください。
既存の脆弱性管理ツールから移行できますか?
はい。ETMはサードパーティ製品(Wiz、CrowdStrike等)のデータも取り込めるため、段階的な移行・併用が可能です。
CTEMのどのフェーズから始めるべきですか?
多くの組織で、Scoping/Discoveryの「資産可視化」から着手することが現実的です。可視化の精度が、その後の優先順位付け・検証・対応の精度を左右します。
自社にはセキュリティ専門人員が少ないのですが、運用できますか?
ETMはAgentic AIによる自律運用を前提としており、人員リソースが限られた組織でも継続運用が可能です。ユービーセキュアによる運用支援もご相談いただけます。
すでにQualys製品を使っている場合、どのようにETMに移行できますか?
既存のQualys Cloud Agent等の資産はETMでもそのまま活用可能です。詳細は個別にご相談ください。

CTEMを、運用に落とし込むために

人手の限界を超え、リスクを継続的に低減する運用へ。
ROCとETMをどう自社に適用するか、ぜひご相談ください。

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