ロサンゼルス出張に行ってきました!新しい経験に期待と少しの不安
こんにちは!Vex/VexCloudの開発を担うプロダクト事業本部で製品のサポートを担当している渕です。
突然ですが、3月にロサンゼルスへ出張する機会を得ました。普段とは違う環境で働けるのは新鮮でとても楽しみです。
今回の目的は、ユービーセキュアの親会社であるNRIセキュアテクノロジーズの北米支社訪問と、現地顧客への当社製品の紹介です。私の役割は、当社製品のVexCloudを紹介し、現地の顧客や北米支社の皆さまからのフィードバックをいただくことでした。
最大のハードルは英語。英語の勉強は継続していましたが、現地での会話はスピードも速く、細かいニュアンスが伝わるのか少し心配……。
それでも、現地のビジネスの雰囲気を直接感じられる貴重な機会。しっかり仕事をしつつ、ロサンゼルスの空気を少しでも楽しめたらと思いながら出発しました。
この記事では、出張でどんな経験をしたのか、現地の様子とともに振り返ってみたいと思います。
長時間フライトを経て、無事にロサンゼルス到着!
日本からロサンゼルスまでのフライトは、約10時間。今回乗った日本航空の機内食は、和食もあり意外と満足感がありました。デザートはなんとハーゲンダッツ!機内でアイスクリームを食べる機会はあまりないので、少し特別な気分に。ほどよい甘さと冷たさが、長時間のフライトの疲れを和らげてくれました。映画のラインナップも充実していて、楽しんでいるうちに、気づけば半分以上の距離を移動していました。
ロサンゼルス国際空港(LAX)に到着すると、空港の広さや雰囲気に圧倒されつつ、入国審査へ。緊張しながら1時間半ほど列に並び、順番が回ってきたものの、英語の聞き取りに苦戦。
入国の目的や滞在場所等の想定していた質問もあれば、そうでないものもあり、だんだん頭が混乱してきました。特に「What’s your credit card limit?(クレジットカードの限度額はいくらですか?)」という質問に対して、限度額?聞き間違いかと思い、「Excuse me?(すみません?)」と聞き返してしまいました。
再び同じ質問をされ、どう答えるべきか悩んでしまいました。普段、クレジットカードの限度額なんて意識することもなく、金額も正確に覚えていません。
「えっと… enough to cover my stay.(滞在費をまかなえるくらいです)」と答えてみたものの、これで大丈夫なのか不安に。審査官は少し考えるようにこちらを見ていましたが、結局「OK, you can go.(大丈夫です、どうぞ)」と無事に通過できました。
後から調べると、アメリカ入国時には「滞在中に十分な資金を持っているか」を確認するために、クレジットカードの限度額を尋ねられることがあると知りました。知らなかったとはいえ、もっと冷静に対応できればよかったと反省。「入国審査でこんなに緊張するなんて…」と肩を落としつつも、次回は同じミスをしないように準備しようと決意しました。
荷物をピックアップし、空港を出ると、目の前には大きなバスがたくさん目の前を通過します。英語のナンバープレートを横目に「いよいよ初の海外出張が始まるんだな……」と実感しながら、今回の滞在先であるアーバインのホテルへ向かいました。
ホテル周辺の様子。お天気にも恵まれました。
【仕事編】日英言語でのビジネスミーティング
1社目:英語の壁に直面したミーティング
いよいよ現地での仕事がスタート。ロサンゼルス出張の最初の訪問先はアーバインにあるNRIセキュアテクノロジーズ北米支社です。ここでは英語でのミーティングが予定されており、事前に準備はしていたものの、実際にネイティブスピーカーを前にすると緊張感が一気に高まりました。
ミーティングが始まり、まずは自己紹介と会社の概要説明、その後に製品紹介と協業についての意見交換をする流れ。覚悟はしていましたが、本題に入ると相手の話すスピードが想像以上に速く、聞き取るので精いっぱい。内容を理解しようと必死に集中するものの、ところどころで単語を拾うだけになり、細かいニュアンスまでは追いつけませんでした。
結局、ミーティングのほとんどは相手の説明を聞くことに集中し、自分から発言する余裕はほとんどなし。終わった後は、「言いたいことはあったのに、英語が思うように出てこなかった……」と悔しさが残りました。ただ、担当者の話し方やネイティブスピーカー特有の表現を直接聞けたことで、リアルなビジネス英語に触れるいい経験になったと思います。同時に、自分の英語力の課題も痛感し、「もっと勉強を頑張らないと」と改めて思わされるミーティングでした。
2社目:日本語でのミーティングに安堵
次に訪れたのは現地のお客様がオフィスを構えるエルセグンド。こちらは日本人担当者がいるため、日本語でのミーティングが可能でした。英語ミーティングの大変さが身に染みていたので、日本語でしっかり議論ができるというだけで安心感が違います。
内容としては、ユービーセキュアの製品であるVexCloudについての紹介。細かい仕様の説明やVexCloudについての要望も深く掘り下げることができました。やはり言語の壁がないと、細かいニュアンスまで正確に伝えられるので、議論もスムーズに進みます。
ミーティング後には、現地で働く日本人の方々と少し雑談する機会があり、ロサンゼルスでのビジネスの特徴や働き方の違いについても話を聞くことができました。特に印象的だったのは、案件ごとにフリーランスの方を採用する働き方や、日本とは異なる商談の進め方。そしてやはり盛り上がったのは、AIについての話です。
セキュリティ業界でもAIの活用が加速していますが、そのほかの業界でもさまざまなAIツールが効率化や革新に貢献しており、今後の製品やサービスには必須になっていくのだろうと実感しました。
現地のお客様と記念撮影。無事にVexCloudのトライアルが決まり、ひと安心。
ロサンゼルスならではの食事とビーチ散策
ミーティング後のハンバーガーが絶品
2社目のミーティングが終わり、「せっかくロサンゼルスに来たのだから、おいしいハンバーガーを食べてみては?」と現地の方におすすめされたお店へ。
アメリカといえばやはりハンバーガー!ということで期待しながら向かいました。注文後に出てきたのは、ボリュームたっぷりのハンバーガー。ひと口食べると、肉の旨みとソースのコクが広がり、「これは今まで食べたハンバーガーの中でもトップクラスかも……!」と思うほどのおいしさでした。
普段、日本で食べるハンバーガーとは違い、パイナップルが入っているのが特徴的。ポテトもカリカリで、シンプルながら完成度の高いセットでした。ミーティングで疲れた頭にハンバーガーのおいしさが染みわたり、無言で味わってしまいました。
仕事での緊張感が続いた一日でしたが、おいしい食事のおかげで一気にリフレッシュ。
現地の方におすすめを聞いてみるのも、出張ならではの楽しみだと感じました。
北米支社の方とステーキディナー
出張中のとある夜、北米支社の方々と一緒にステーキを食べにいく機会がありました。「せっかくアメリカに来たんだから、本場のステーキを食べないと!」ということで、ローカルで人気のステーキハウスへ。
メニューを見ていると、どれもボリューム満点。レギュラーサイズでも16オンス(約450グラム)とかなりの大きさで、日本のステーキとはスケールが違います。
周りを見ても、分厚いステーキを豪快に食べている人ばかり。
「これは食べきれないかも……」と不安になり、店員さんに「もう少し小さいサイズはありますか?」と聞いてみたところ、「キッズサイズならありますよ!」とのこと。仕方なくそれを注文すると、出てきたのは思った以上に立派なステーキ。「子ども用なのに、普通に大きい!」と驚きつつ、一口食べると、肉の旨みがしっかり詰まっていてとてもおいしい。付け合わせのマッシュポテトも濃厚で、ステーキとの相性が抜群でした。
結局、子供用サイズとはいえ、日本の感覚では十分なボリュームで、最後はお腹いっぱいに。それでも北米支社の方々はレギュラーサイズを余裕で完食していて、「やっぱりアメリカはすごいな……」と改めて実感しました。
食事をしながら、仕事の話やアメリカでの生活についてもいろいろと話を聞くことができました。特に「日本の製品や食材が買える場所が想像以上に多い」といった、実際に生活する上での話が印象的でした。
ロサンゼルスの海を感じるひととき
最終日、少し時間が取れたので、リフレッシュも兼ねて海沿いへ。向かったのはサンタモニカビーチ。開放感のある青い空と、どこまでも続く海を眺めていると、忙しい出張の合間とは思えないほどリラックスできました。
ビーチのそばには有名な桟橋「サンタモニカ・ピア」があり、観覧車やジェットコースターがある遊園地、カラフルな屋台が並ぶ観光スポットに。観光客や地元の人たちがのんびり過ごしている雰囲気が、なんともアメリカらしくて心地よかったです。
同僚とサンタモニカビーチを散策中。アメリカならではの景色にワクワクが止まりませんでした。
まとめ
今回のロサンゼルス出張は、慌ただしいスケジュールでしたが、普段はできない貴重な経験ができたと感じています。特に、現地のビジネス環境に直接触れたり、北米支社の方々と交流したことで、働き方や価値観の違いを肌で感じることができました。
英語については「もっと話せたらな……」という悔しさが残る場面もありましたが、その一方で、実際に使われる表現や会話のテンポを体感できたのは大きな収穫でした。次に海外で仕事をするときは、もう少しスムーズにコミュニケーションが取れるよう、改めて勉強を頑張ろうと思います。
現地の食事や街の雰囲気を楽しめたのも、いいリフレッシュになりました。ロサンゼルスは広く、見どころもたくさんあるので、もし次に来る機会があれば、もう少し時間を取ってじっくり回ってみたいですね。
ちなみに今回一緒に出張したユービーセキュアの同僚は、日本に戻ってきて早々「やっぱりアメリカはよかったなぁ……またすぐにでも行きたい」としみじみ語っていました。どうやら、現地での開放的な雰囲気や食事、そして何よりアメリカのダイナミックなビジネス環境にすっかり魅了されてしまったようです。彼の様子を見て私も少し共感してしまいました。
出張を振り返ると、課題も多かったですが、それ以上に得るものも多かった数日間でした。この経験を生かして、これからの仕事にもつなげていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!