株式会社ユービーセキュア(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松田 陽子、以下「ユービーセキュア」)は、Webアプリケーションの自動診断を可能にしたクラウド型Webアプリケーション診断ツール「VexCloud」において、エンタープライズ企業のセキュリティ要件などに対応した、「Enterpriseプラン(以下「新プラン」)」の提供を、本日開始します。
VexCloudは、Webアプリケーション脆弱性検査ツール「Vex」1 を開発してきたノウハウを活かし、「セキュリティ診断や脆弱性検査/管理をより簡単に、より身近に」というコンセプトのもと開発されたもので、Webアプリケーションの自動診断を実現するクラウド型診断ツールです。「VexCloud Standardプラン」を提供する中でいただいた要望をもとに以下の通り機能を強化し、新プラン内で提供します。
■VexCloud Enterpriseプランの特長
1. 多数のWebサイトの脆弱性診断結果を効率的に管理
多数のWebサイトを抱える企業において、全てのWebサイトに対して脆弱性診断を適切に実施し、診断結果をスプレッドシートなどで管理する作業は非常にコストがかかります。
新プランでは、管理画面においてWebサイト単位で診断結果を一覧化でき、さらに組織ごとにWebサイトをグループ化して管理する機能を提供します。また、複数回のスキャン(診断)結果を自動的に統合し、常に最新の脆弱性状況を提示することで、全てのWebサイトの診断結果・実施状況を可視化できるダッシュボード機能も実装しています。各Webサイトでの診断結果などは、自動的に管理者画面に集約され、リアルタイムで把握することが可能です。
図1:Webサイト全体での診断状況・脆弱性数を管理するダッシュボード
図2: Webサイトごとの脆弱性数を確認できる一覧画面
※イメージは開発中のもので、実際の画面とは異なる可能性があります
2. 現場の脆弱性管理運用を支援する権限管理機能
企業が有する多数のWebサイトを継続的に診断するには、各Webサイトの脆弱性管理を現場部門に委譲する方法も有効です。しかし、各ユーザの権限管理やアカウント管理が難しいといったデメリットがあります。
それに対し、新プランでは診断を行うユーザをWebサイト単位で設定し、グループごとに管理者を立てることが可能です。加えて、OpenID Connect2を用いた認証連携に対応しており、ユーザアカウントの管理負荷の低減と安全性を両立することができます。
3. エンタープライズ企業で求められる高いセキュリティ要件に対応
その他、以下の機能を追加することにより、エンタープライズ企業で求められる高いセキュリティ要件に対応します。
- Webサイトの脆弱性情報を保護する二要素認証による強固な認証システム
- 操作を記録し、証跡として残すことができる監査ログ機能
- 各社のセキュリティポリシーに合わせて柔軟に設定可能なログ保存期間
- 導入企業からのセキュリティチェックシートへの回答依頼に対応可能
利用料はWebサイト数などに応じてお見積もりします。
VexCloudの詳細・お申し込みについては、次のWebサイトをご参照ください。
https://www.ubsecure.jp/vexcloud
ユービーセキュアは今後も、「Vex」「VexCloud」を通じて、企業・組織のセキュリティ課題の解消に取り組んでまいります。
1 Vex: Webアプリケーション脆弱性検査ツール「Vex」は、2007年9月の販売開始から機能・操作性・サポートが評価され、大手SIerや国内セキュリティベンダ各社をはじめ、業種業態を問わず数多くの企業や組織で利用されており、Webアプリケーション脆弱性検査ツール市場でシェアNo.1を獲得しています。(出典:富士キメラ総研「2023 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(Webアプリケーション脆弱性検査ツール 2022年度実績))Vexの詳細については、Webサイト(https://www.ubsecure.jp/vex)をご参照ください。
2 OpenID Connect:Webサービス間で、利用者の同意に基づきID情報を流通するための標準仕様です。
【お知らせに関するお問い合わせ先】
株式会社ユービーセキュア 経営管理本部 マーケティング&コミュニケーション戦略室
TEL:03-6264-3811 E-mail:
【製品に関するお問い合わせ先】
株式会社ユービーセキュア 営業担当 https://www.ubsecure.jp/inquiry