新卒で就職活動をしていた頃のこと。世の中を便利にしたり、それまで不可能だと思われていたことを軽々と実現したりできるITの力に魅了されていました。ITの世界で、ものづくりをしてみたい。そんな想いを胸にSIerへ就職したのです。配属されたのは、セキュリティ診断を行う部門。セキュリティ診断を行い脆弱性を発見するチームでした。当初の思惑とは少々違ったものの、業務に親しむうち、セキュリティの仕事を楽しむようになっていたのかもしれません。感覚的な話なのですが、私はセキュリティの仕事が向いていたのだと思います。毎日診断業務をしていると、同じ業務を担当する同僚たちの中には、業務への飽きを口にする人も少なくありませんでした。しかし私は不思議と、一度として嫌だと思わなかった。実は同じ作業などはひとつもない。一つひとつのセキュリティが支えているサービスや事業の未来を想像すると、そのやりがいに胸が躍りました。転職して所属は変わったけれど、当時の感覚のまま、今も同じ気持ちでセキュリティの仕事をしています。
UB PEOPLE04
R.FUKUTANI
セキュリティコンサルタント 2014年入社