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セキュリティのルールだけでなく、
文化をつくろう。

都築電気株式会社

メーカーや流通・サービス業、金融、医療・福祉、公共機関など、幅広い企業との取引があるイノベーション・サービス・プロバイダー。

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プロジェクト概要

  • セキュリティ強化を目的に、社内組織「都築CSIRT」を立ち上げ。

  • 有事と平時の両面において、セキュリティ強化できるようガイドラインを策定。
  • ノウハウやルールの共有にとどまらず、セキュリティの文化や人材を育てるという面でもサポート。

有事と平時のルール。2つのガイドラインでセキュリティを守る。

都築CSIRT立ち上げの背景から教えてください。どのような課題がありましたか?

富樫様:都築CSIRTは2018年4月に発足した組織です。当時は社内にトラブル対応チームもなければ、有事におけるガイドラインもなく、トラブル時はお客様ごとにその担当の部署がトラブル対応を行う形をとっていました。しかしそれは、かなり対症療法的です。根本的な改善が必要だと考え、都築CSIRT立ち上げを決めました。

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自社のシステムを守ることが目的ではなく、お客様のシステムを守ることが大きな目的だったのですね。都築CSIRTとはどのようなことを目的とする組織ですか?

富樫様:主には、システムの品質担保のための仕事で、大きくふたつの整備を行っています。ひとつは、先程挙げたように有事の対応に関する整備です。トラブルに対応するためのフローや、原因をどのように探り、どことどのように連携するかなどを定めたガイドラインを作成しました。これにより、対応部署によるトラブル対応のブレを防止しています。もうひとつは、そもそもトラブルを起こさないようにするためのもので、平時の仕組みの整備です。新たにアプリケーション開発や更新を行うとき、どの段階で、どのようにテストを行うかを定めました。必ず開発段階で、Vexを使うルールにしたのです。チェック項目を明確にし、チェックをクリアしていなければ項目に対応できるように、開発段階でのガイドラインをつくりました。

そのときにユービーセキュアのVexも導入したのですね。

富樫様:そうですね。まずは、ルールやツールを定める。そしてその先には、セキュリティを文化として定着させることも考えていました。


トラブルに対する対症療法ではなく、組織から根本的に解決する。

ルールや体制の整備にあたり、ユービーセキュアとはどのように連携していましたか?

富樫様:セキュリティに関するルールを増やすため、まずは社内への十分な説明が必要でした。そして、しっかりと説明しながら丁寧なガイドラインをつくるには、ユービーセキュアのプロフェッショナルからの視点が必要だったのです。

どのようなポイントを重視したガイドラインにするべきか、どう運用するべきか、といった具体的なところを知っているのは、ユービーセキュアだということですね。

富樫様:そうですね。本当に細かいところですが、「この行程は何日くらいかかるものですか?」「こういうトラブルのときはどのような対応を定めるのがいいですか?」と、一つずつ確認しながらルールをつくっていきました。もう1点、ただアドバイザーになってもらったわけではなく、人材育成の観点からもユービーセキュアには関わってもらいました。セキュリティ診断ツールであるVexを使用できる人材の教育や、根本的なセキュリティの重要性を知ってもらうための教育です。ただのノウハウの提供にとどまらず、中長期的にセキュリティの文化を浸透させていくための動きを意識しています。

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2018年に都築CSIRTが立ち上がり、どのような変化がありましたか?

富樫様:具体的な数値で表すのは難しいですが、社内におけるセキュリティ意識の高まりを感じています。Vex導入をきっかけに社内の意識が高まったことで、トラブルの件数もグッと減っています。これまでの対症療法的なトラブル解決ではなく、日々の開発段階からセキュリティ意識を高く、根本的にいいものをつくっていけるようにしていこうと思います。一定の効果は見えていますが、移り変わりが早いのもセキュリティ業界です。都築CSIRTがこれまでは想定していなかったことにも対応できるよう、常にアップデートを重ねなければならないため、そこにはこれからもユービーセキュアの力が必要だと考えています。

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今後に向けて

今後は個別具体的な問い合わせや人材育成にとどまらず、セキュリティコンサルタントとしてのサポートが必須。都築電気のセキュリティにおける中長期的な課題の洗い出しや年間スケジュールの策定など、「何に取り組むか」を検討するフェーズでも協力していけたらと考えています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

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